130610-京都でデザインを学ぶ意義

2013年6月11日:生活デザイン系の2年次生、3年次生が株式会社虎屋、株式会社百寶堂を見学しました。

約500年前室町時代に京都で創業した和菓子の虎屋。創業の地を訪ねて、建築家内藤廣氏の空間設計、和菓子の話、おもてなしの心、ブランド維持の取り組みについて学びました。現在本店は東京ですが、創業はこの京都御所、乾御門(いぬいごもん)の近くです。京都には数多くの老舗がありますが、商品開発から空間設計までを総合的に手掛け、現在も文化の発信者としての地位を築いている一流の老舗企業のおもてなしの心、設え(しつらえ)から学ぶデザインの要素は数え切れません。大学でデザインの技術や方法を学ぶだけでなく、体全体でデザインを感じることができる街が京都です。

株式会社虎屋、虎屋菓寮、文化事業課の皆様に感謝します。

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大学にほど近い右京区太秦(うずまさ)に東映と松竹の撮影所があります。日本の映画製作を牽引してきた京都にはマネキンや大道具など模型や試作の製作会社が多いのも特徴です。FRPを中心にして大きさを問わず様々な一品ものの造形物を手掛ける百寶堂(ひゃくほうどう)株式会社に見学に行きました。大阪道頓堀のドンキホーテの観覧車に設置されている布袋様もこの会社が製作しました。どんなものでも発想して立体化する力を感じることができました。手仕事の街、表現・創作する人を大事にしてくれる街が京都です。百寶堂株式会社の皆様、百海社長に感謝します。

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